その1、その2、その3を読んでいない方は、
その1、
その2、
その3からどうぞ。
**
警官:「君の車、後ろからチェックさせてもらったんだけど、この車、保険はかかっていますか?」
私:「はい。」
警官:「証券(certificate)を見せてください。」
私:(ダッシュボードからもぞもぞと探し出して)「これのことですか?」
警官:「これ、保険期間が昨日まで切れていますね。」
私:「保険代理店に電話して更新手続きをしましたが、新しい証券がまだ送られてきていないためです。」
警官:「こちらで確認しましたが、この番号の保険は更新されていないようです」
私:「更新の際にカバー会社が変わると代理店から通知がありました。そのせいではないでしょうか。」
警官:「更新後のカバー保険会社がどこかわかりますか?」
私:「いまこの場ではわかりません。家に帰ればわかります。」
警官:「わかりました、とりあえずこちらの車に来てもらえますか」
というような会話があって、パトカーに連れ込まれたのでした。
パトカーの中では免許証の提示を求められ、提示すると無線でなにやら問い合わせをしていましたが、結局保険の更新は確認できなかったようで、切符に書き込みをしていました。そして
警官:「この切符と、更新後の保険の証券、車検証(MOT certificate)を持って、1週間以内にどこか最寄の警察に行ってください。」
私:「もし、それまでに証券が届かなかったらどうしたらいいですか?」
警官:「何か問題があったらこの番号に電話して事情を説明してください。」(と言って切符に番号を手書きで書き込む)
私:「1週間以内というのは、3/8 木曜日いっぱいまで、ということですね?」
警官:「そうです。」
私:「来週月曜から木曜まで出張でドイツに行くため、木曜までに持っていけないかもしれないのですが。」
警官:「その場合もこの番号に電話してください。」
私:「わかりました。」
警官:「じゃ、ここにサインしてください。」
私:「何のためのサインですか?」
警官:「これらの書類を持って警察に行くことを了解したというサインです。期限内に持っていけば違反にはなりません。」
私:「わかりました。」(と言ってサインをする)。
警官:「OKです。それでは。」
月曜から木曜まで出張というのは本当の話。こちらとしては期限をあと数日延ばしてくれるとありがたという意味で聞いた話ですが、そもそも疑いの目で見ている警官からすれば、怪しい逃げ口上に聞こえるでしょうね。まぁ仕方ない。何にせよ、保険代理店に連絡して(←日本語で確認・依頼ができる)更新状況を確認した上、証券が届いても届かなくても日曜には一旦警察に行くことにするのがよさそうです(電話でやりとりするのは面倒なので)。
となると、ポイントは、保険代理店がちゃんと更新をしていてくれたかと、まだ支払いは完了していない状況でも保険が有効かどうか、です。
(
その5・完結編へ続く)